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物語りも書評も評論も漫画も全部読んだら感想かく。んひゃー
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ああ…本当によかった…。
まさかヴィクトリア朝?のイギリス文学でこれほどまでに胸キュンすることになろうとは露程も考えておらず。
だ、だーしー…やりおったな…

ジェーン・オースティンといえば、亡くなるまでの最後の数週間をウィンチェスターで過ごしたのだという。去年いウィンチェスター行った時にはまだ彼女の作品を読んだことがなく、その情報しか彼女の情報がなく、しかも道に迷い、彼女の家には行き(け)ませんでした…。残念かというとそこまでではないかな。ファンというわけではないと思うから。彼女の作品を生んだのは家ではないはず。でもきっとあと数作品よんだらきっとそれを残念に思うのだと思う。

しんぼが「あともういっかいイラッとすることになるよ」と言ったけど、本当になった。イラッとしたー。まさかそういう手だとは予想だにしていなかったのでエーッってかんじだったわ。ったーくもー!!!

きっとジェーン・オースティン自身はエリザベスっぽいせいかくだったんじゃないかなー?と勝手に思う。授業で見た彼女の肖像?イラストレーション?に見えるあの「すべてお見通し」なニヤリは絶対そう…!かしらどうかしら。



以下は考えたら楽しいと考えたこと。
どういうふうな分析をしたら楽しいだろうか。

ってことでいろいろ考えてみる。

■ジョージアナーに興味がある。彼女の性格の在り方と当時の階級制を並べて考えたら面白そう。彼女から見たダーシー(家族)、エリザベス(義姉)、ビングリー一家(友人)。その場合、当時の高階級の女性にとっての最も自分に近い存在、気の置けない存在はどこにあったかを把握した上で、もしそれと彼女の場合とが一致するならば彼女は単に時代を象徴した存在なのかに疑問をおいてテクストを読み込む。彼女の本当の人格と容貌が読者に明らかにされるのは物語後半であった。だから「隠される存在」という装置、そういう機能を彼女に持たせた意図。/また、一致しなかった場合、それはなぜか。前述のように彼女が後半で登場し、多くを語られない、語らない点に注目していきながら分析していけばいいと思う。

■若い人たち。だからジョージアナー含め、メアリ・キッティ・リディア達。とりあえずジョージアナーは置いといて、残りの3人のような人格、特にメアリと残り2人と分割できると思うけど、その人たちは何かと結び付けられるはず。なんとなくだけど、あの下品なさま、そして言い換えるなら?正直でおおらかなさま(いや、あまりにも優しすぎるけど…)はどことなく中世時代のイギリスのそれを彷彿させると思うのですが…。対して、メアリのあの一芸信仰というか…。本好きで見栄っ張りな様は、中世にはない、最近の女性の在り方だと思う?。たぶんそうじゃないっけ。昔は女性は本なんか読むもんじゃないよ的な。あ、リディアが妹なのに姉のキッティに影響的だったのは、最終的にリディアのほうが熱心に士官との交際を求め、それゆえにウィカムと一緒になるということを導く、つまり彼女のほうが本能的な、欲望的な存在であるようにするのにどうしても必要だったんじゃなかろうか。そしてキッティをはさんで近代的なメアリ。そうすれば間に挟まれたキッティは、姉妹の順番としても「真ん中」で、そしてその性格、人格、象徴しうる女性の時代の上でも「真ん中」になるから。


ひとまずそれくらいしか思いつかん。
いやー、面白かったー。
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