物語りも書評も評論も漫画も全部読んだら感想かく。んひゃー
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小説ってか戯曲けど。
絵画史の授業で出てきたときからずっと読んでみたかったのです。
うーん、なかなかきついお話でした。てか聖書…。
ヨハネがー!!そんなぁ。サロメの極端な想い方には共感できないけど、でもあの感情の綴り方をするワイルドにはなんだか共感してしまう私でした。
本当はサロメは母の入れ知恵でああいうことを要求するらしいけど、ワイルドはそこを彼女のヨハネに対する想いの為した事と解釈しなおしたわけでしょ?自主的なものと。
個人的には「あなたも私をちゃんと見てくれたらきっと私を求めた」というこの想いがなんだか辛い。
ワイルドが彼女にわざわざこういうことを言わせるということははたして『サロメ』の中の二人はその可能性があったのに、ということでこの話は恋愛悲劇となるのだろうか。
以下は宗教的な内容が絡むので、本当にそういうの許せない、軽々しくそういうこと口にするなよと思う方はスルー。
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ああ…本当によかった…。
まさかヴィクトリア朝?のイギリス文学でこれほどまでに胸キュンすることになろうとは露程も考えておらず。
だ、だーしー…やりおったな…
ジェーン・オースティンといえば、亡くなるまでの最後の数週間をウィンチェスターで過ごしたのだという。去年いウィンチェスター行った時にはまだ彼女の作品を読んだことがなく、その情報しか彼女の情報がなく、しかも道に迷い、彼女の家には行き(け)ませんでした…。残念かというとそこまでではないかな。ファンというわけではないと思うから。彼女の作品を生んだのは家ではないはず。でもきっとあと数作品よんだらきっとそれを残念に思うのだと思う。
しんぼが「あともういっかいイラッとすることになるよ」と言ったけど、本当になった。イラッとしたー。まさかそういう手だとは予想だにしていなかったのでエーッってかんじだったわ。ったーくもー!!!
きっとジェーン・オースティン自身はエリザベスっぽいせいかくだったんじゃないかなー?と勝手に思う。授業で見た彼女の肖像?イラストレーション?に見えるあの「すべてお見通し」なニヤリは絶対そう…!かしらどうかしら。
以下は考えたら楽しいと考えたこと。
まさかヴィクトリア朝?のイギリス文学でこれほどまでに胸キュンすることになろうとは露程も考えておらず。
だ、だーしー…やりおったな…
ジェーン・オースティンといえば、亡くなるまでの最後の数週間をウィンチェスターで過ごしたのだという。去年いウィンチェスター行った時にはまだ彼女の作品を読んだことがなく、その情報しか彼女の情報がなく、しかも道に迷い、彼女の家には行き(け)ませんでした…。残念かというとそこまでではないかな。ファンというわけではないと思うから。彼女の作品を生んだのは家ではないはず。でもきっとあと数作品よんだらきっとそれを残念に思うのだと思う。
しんぼが「あともういっかいイラッとすることになるよ」と言ったけど、本当になった。イラッとしたー。まさかそういう手だとは予想だにしていなかったのでエーッってかんじだったわ。ったーくもー!!!
きっとジェーン・オースティン自身はエリザベスっぽいせいかくだったんじゃないかなー?と勝手に思う。授業で見た彼女の肖像?イラストレーション?に見えるあの「すべてお見通し」なニヤリは絶対そう…!かしらどうかしら。
以下は考えたら楽しいと考えたこと。
『その名にちなんで』を読んだ後だから、その中の要素ががばがば出ているのがわかった。
「インド系」というキーワードは、はたして必要なのか。
しかし彼女自身がインド系イギリス人2世なのだから、そうか、自分を物語に取り込むのは当然のことなのか。彼女の生きてきた要素が全面的に物語に反映されるのって、そっか、当然のことなのか。
それは日本人作家が日本社会で生きる日本人を主人公にするのとまったく同じ。
だからその「インド系の人々の物語」というのは決して特殊なキーワードではない。確かに店頭の小説の中にあると性質として新しい、というか珍しい、少数派、というかんじ。でもその物語は私たちが読んできたどの物語とも差のない。
また、移民2世を扱っているという点も、だって彼女自身がそうなのだから、ちっとも特殊ではない。
我々は分析にあたって当然その点を見逃さないけれど、本当は「つい見逃してしまうような」ポイントでもある要素。でも最近ではまだ特殊。そういう物語がまだたくさんの人に読まれていないから。
最後の物語が好きでした。
「インド系」というキーワードは、はたして必要なのか。
しかし彼女自身がインド系イギリス人2世なのだから、そうか、自分を物語に取り込むのは当然のことなのか。彼女の生きてきた要素が全面的に物語に反映されるのって、そっか、当然のことなのか。
それは日本人作家が日本社会で生きる日本人を主人公にするのとまったく同じ。
だからその「インド系の人々の物語」というのは決して特殊なキーワードではない。確かに店頭の小説の中にあると性質として新しい、というか珍しい、少数派、というかんじ。でもその物語は私たちが読んできたどの物語とも差のない。
また、移民2世を扱っているという点も、だって彼女自身がそうなのだから、ちっとも特殊ではない。
我々は分析にあたって当然その点を見逃さないけれど、本当は「つい見逃してしまうような」ポイントでもある要素。でも最近ではまだ特殊。そういう物語がまだたくさんの人に読まれていないから。
最後の物語が好きでした。
なんと悲劇的な…。
授業の課題で読んだんですが、こんなにとことん悲劇的でよいのかしら。
結局自分が、自分が避けてきた思想に縛られていたというエンジェルの描写がうまいなーと思いました。
そしてとにかく骨太。『嵐が丘』のときも思ったけど、名作といわれて語り継がれる物語ってやっぱり骨太なんだ。
だから人々はそれが何なのかを追及したくなる欲求に駆られる。
そしてどんな発想も当てはまってしまうようで、どんな方向からも分析できてしまう。
作家は物語をはじめからそういう風にかこうとは思っていなくて、だからまたすごく奇跡的なんだと思う。そういう物語が生まれるということは。
ということで、以下、レポート書いてて考えたこと書きます。
授業の課題で読んだんですが、こんなにとことん悲劇的でよいのかしら。
結局自分が、自分が避けてきた思想に縛られていたというエンジェルの描写がうまいなーと思いました。
そしてとにかく骨太。『嵐が丘』のときも思ったけど、名作といわれて語り継がれる物語ってやっぱり骨太なんだ。
だから人々はそれが何なのかを追及したくなる欲求に駆られる。
そしてどんな発想も当てはまってしまうようで、どんな方向からも分析できてしまう。
作家は物語をはじめからそういう風にかこうとは思っていなくて、だからまたすごく奇跡的なんだと思う。そういう物語が生まれるということは。
ということで、以下、レポート書いてて考えたこと書きます。
授業で指定されて発表のために読んだ。
一冊読み終えるまでに4回は泣いたぜ笑。場所を選ばずロッテリアでも泣いたぜ。
角田光代さんの言葉どおり、特に大きな事件が起こるというわけでもないんだけど、確実に人の気分に入ってくる感じ。
三丁目の監督さんの言葉じゃないけど「登場人物の物語じゃなくて、自分の物語なんだ」ということだった気がする。
先生はどこでこんな本を見つけてくるんだ!?これ結構新しい!
あ、文庫になる前に知ってたってことだったらなんとなく納得か?今度聞いてみよう。
ややっ、映画にもなってるらしいし、訳者さんも「いい感じよ」みたいに書いてたから見てみたい!
一冊読み終えるまでに4回は泣いたぜ笑。場所を選ばずロッテリアでも泣いたぜ。
角田光代さんの言葉どおり、特に大きな事件が起こるというわけでもないんだけど、確実に人の気分に入ってくる感じ。
三丁目の監督さんの言葉じゃないけど「登場人物の物語じゃなくて、自分の物語なんだ」ということだった気がする。
先生はどこでこんな本を見つけてくるんだ!?これ結構新しい!
あ、文庫になる前に知ってたってことだったらなんとなく納得か?今度聞いてみよう。
ややっ、映画にもなってるらしいし、訳者さんも「いい感じよ」みたいに書いてたから見てみたい!